臨床心理士のうたたね日記

臨床心理士です。日々気ままに気がついたこと、関心のあることについて書いています。

ネットいじめ

10月16日Yhooニュース
問題行動:いじめ20万件時代…ネット使い最多8787件 

文部科学省が実施した2013年度の問題行動調査で、全国の国公私立の小中高校、特別支援学校で認知されたいじめ件数は18万5860件だったことが分かった。前年度の約19万8000件に比べ減ったものの依然高水準で「いじめ20万件時代」に入ったことをうかがわせる。
 都道府県別では1000人当たりの認知件数は全国平均が13.4件だったが、最多は京都府の99.8件、最少は福島県の1.2件と開きがあった。
 同省は「自治体、学校ごとで把握の方法が一様でないことが要因。国の手引きを精査し、客観的で的確に認知できるようにしていきたい」と話している。
 いじめのうち、インターネット上で誹謗中傷(ひぼうちゅうしょう)する「ネットいじめ」は8787件で過去最多。全体に占める割合は4.7%だが、高校ではその割合が高く、約2割を占めた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141016-00000097-mai-lifeより。

子どもに家庭や学校がネットに関するルールを教えるだけで問題は解決するのでしょうか。
教師と保護者の協力体制をしっかり作ることも大事でしょう。フィリタリングの徹底も、学校裏サイトやプロフィールサイトやブログの大人による監視も必要でしょう。

しかし、それだけで問題はおさまるのでしょうか?

私は、大人同士でも同じことをしている社会に問題を感じます。
以下は相談者からの話ではありません。これまで、知りあいから、見聞きしたことです。
昔の職場では、パワハラ、セクハラが当たり前のように行われていた職場もありました。
会議で大勢集まっている場所で管理職が一人の部下を徹底的に罵倒する、皮肉をいう。今も行われているところはあるんでしょう。あるいは、一人の人が発した意見を徹底的に無視する。朝、出勤しても誰も「おはようと言わない」。
昔はタイムカードもなかったからでしょう。管理職も目が行き届かない企業では、面白く思ってない人が遅刻をしてると言いふらすなど、ありましたね。

本当に人間としての思いやりをもっているのなら、大勢の前でなく、その個人に指導したい内容を伝えるべきです。(ただ、間接的に訊いたことですが、ねちねちと2時間も3時間も説教したり、1対1であることをよいことに「死ね」とか「辞めろ」とか信じられない言葉を吐く上司もいたようですね。これは、あきらかにパワハラです。)

ネットはそれがもっと大勢の前で行われる可能性があるわけで、みんなの閲覧できる形で悪口を書き込む。あるいは、既読無視という形で現れるわけです。

メッセージを発する人、グループで既読無視をする人たちは、その人の良心と人間性を問われてると思います。大人がそういうことした時点でその人がどんなに地位や名誉があっても人間としてアウトでしょう。人の親としてもダメでしょう。

わたしだって、空気が読めない人やとんちんかんなことを言う人にいらいらすることや頭にくることはあります。でも、どうやってそういう人たちにアサーションしていくか、関わっていくか、攻撃的な感情を自分の理性でコントロールしていけるかということが人間としての勝負どころであると思っています。そして、私だって、とんちんかんなことをしたり、人をいらいらさせることを言ってしまうこともあると思います。

ネットはいいものも悪いものも載っています。それにアクセスする子供はフィルター機能がないのです。大人は匿名性を利用してネットに様々なことが載せてもかまわないと思っている人も中にはいることは確かです。子どもだってそれはやっていいことだと思う可能性はあるわけです。

ネットは、誰でもアクセスできます。それぞれの大人は他者が傷つくかもしれない、これを自分の子供が見るかもしれないとひとつひとつ考えながら載せていったら、随分ネット社会は違ってくるのではないかと思います。

今日ニュースになっていた「失神ゲーム」によるいじめもネットで動画で流れていたのを子供がマネしたということです。
失神ゲームに関するニュースはこちら
http://news.yahoo.co.jp/pickup/6135091

明らかにだまそうという意図のもとに犯罪的なことをする人はいますけどね。警察がどうにか取り締まってほしいですね。

こちらのブログ記事は相談者のことを記載せて頂くときは、相談者自身にチェックをしていただき、全ての記事は最終的には夫に見てもらって、できるだけ慎重に社会に相談者に失礼のないように気をつけていますが、それでも十分なのかなと思うときがあります。


追記;社会の問題、ニュース・・・そして夫については、いろいろ言ってもいいと思っています。

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