臨床心理士のうたたね日記

臨床心理士です。日々気ままに気がついたこと、関心のあることについて書いています。

表現療法(言語による表現が苦手な方へ)

言語で考えや感情を表現することが難しい時に用いられる心理療法のひとつに、表現療法というものがあります。

心の中の問題を自由に表現できる場を作り、相談者の内面を表すことで治療を行なう方法で、絵画療法、箱庭療法、遊戯療法などがあります。

子ども達は言語表現が未発達ですし、大人であっても心の奥に存在しているのに、表しがたいことがたくさんありますね。

絵画療法として
自由画:相談者が好きなテーマを選び、自由に描きます。あるいは、治療者がテーマを提案して描く場合もあります。
スクイッグル:治療者が簡単な線を描き、相談者はその線をもとに好きな絵を完成させていきます。
コラージュ:雑誌・パンフレット・広告などから好きな写真やイラストを切り抜き、画用紙の上に貼っていきます。
その他:一本のクレヨンのみ、一本の線で「今の気持ち」を描きます。
などがあります。

上手下手は一切関係がありません。

言葉によらないコミュニケーションで、次第に絵を通して、会話ができるようになったり、絵の中の筆圧・線の描き方・内容・象徴・色彩から、より相談者の心理を理解できやすくなります。

治療者がきちんと守ってくれる安全な場で、相談者が描画という自己表現によって、抑圧されていた怒り・不安・恨み・嫉妬などの感情を紙面にぶつけることにより、感情の解放を体験できます。

 上手く話せないからカウンセリングはちょっと、と思われている方、こういう方法もありますよ。

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