臨床心理士のうたたね日記

臨床心理士です。日々気ままに気がついたこと、関心のあることについて書いています。

こどものうつ病

近年、大人のうつ病は、メディアでも頻繁に取り上げられるようになって、うつが誰でもかかる可能性のある病気として知られるようになってきて、うつの可能性のある方が、治療ベースにのることは、あまり難しいことではなくなってきました。
大人のうつ病と同様にこどものうつも増えています。

こどもの成績が悪くなった、不登校、自殺企図が見られたなどの形で子供さんあるいは、親御さんが相談場面に現れることが多いです。
しかし、それ以前にいろいろ兆候を示すことは多かったわけで、それが見逃されるのは、子供は、「落ち込んでいる」「憂鬱だ」という微妙な表現をする力がまだまだできないこと、また、注意力低下や、集中困難などの症状も「面倒くさい」という言葉の陰に隠れてしまうためです。また、そういう微妙な表現力がまだないためにいらいらという形で表すこともあるためによりわかりにくいのです。

こどものうつ病の症状は基本的には大人と同じです。

身体症状として、

食欲不振
体重の減少
頭痛
吐き気
めまいなど

子どもは頭痛・吐き気・めまいなど身体の不調で学校の保健室に頻繁に訪れるようになります。
これらの症状で小児科を受診させる親御さんは多いです。しかし、町の小児科のお医者さんからから、なかなか、児童精神科までつなげることができることは少ないです。

精神面、行動で現れる症状として、

いらいらしやすい、
注意力低下、集中困難のために何をするのも遅くなる、面倒になる、成績が低下
話さなくなる
不登校

上記のような症状が2週間以上続いたら、受診の必要があります。児童精神科に行くのがためらわれるようなら、スクールカウンセラー、児童相談所、精神保健福祉センターなどに相談してみることをおすすめします。

自殺企図があった場合は(それが、大人から見て子供じみたやり方であっても)、もちろん緊急に受診してください。

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