臨床心理士のうたたね日記

臨床心理士です。日々気ままに気がついたこと、関心のあることについて書いています。

8月だから、お子さんと一緒に「かわいそうなぞう」を読もう

相談者の親御さんから、戦争について子供に伝えるのに何か良い絵本はないかと言われたので紹介します。

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戦時中のノンフィクションの絵本です。



戦争が起こったために、上野動物園では、空襲で動物の檻が壊されたら動物たちが逃げ出して危険だから、ライオン、クマなど次々に殺処分されます。

残すはぞうのジョン、トンキー、ワンリーだけになる。

ぞうに毒の入ったえさを与えるが、頭のいいぞうたちはえさを吐き出してしまう。毒を注射しようとしても、ぞうの固い皮膚に針が折れて、注射ができないため、えさや水を与えるのをやめて餓死するのを待つことになる。

そのころのぞうは芸をしていたので、前足を折り曲げたり、後ろ足を上げたり、鼻を高く挙げてばんざいをしたりして必死に芸をして餌をもらおうとした。

飼育員の人たちもこっそり餌をあげていたらしいが、当たり前だよね。自分の世話してきた動物を飢え死にさせなくてはいけないなんてあまりに辛すぎますよね。

ジョンは昭和18年8月29日、ワンリーは9月11日、トンキーは9月23日に餓死しました。



「そして、トンキーも死んだー子が父からきく戦争童話」]

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ここでは、動物殺処分の命令の本当の意味が書かれています。

目的は国民に動物たちを殺すことで、この戦争がどんなに大変になっているか国民にわからせるためだったそうです。


悲しいお話です。何度読んでも泣きます。



レビューはこちらに載っています。

http://www.ehonnavi.net/ehon00_opinion.asp?NVKB=E00&no=140

Comment

komomo  

なつかしいなぁ。。

絵本で読んだ記憶は無いですが、このお話は聴いたことがあります。
やるせない気持ちでいっぱいになりますね。
戦争でなくても殺処分されている動物が沢山います。今でも。
ほんとうにやるせないです。

2015/08/19 (Wed) 08:03 | EDIT | REPLY |  

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