臨床心理士のうたたね日記

臨床心理士です。日々気ままに気がついたこと、関心のあることについて書いています。

いじめっ子の心理と対応

先日、埼玉県警察少年サポートセンターの芹田卓巳先生のいじめを行う児童生徒への心理と対応についてお話を聞く機会がありました。

いじめが生まれる背景として、
・学級や仲間集団という組織のシステムのバランスを保つために生贄を作って、誰かをいじめる。
・組織としての極端に凝集性が強いか薄いかどちらかで起こりやすい。
・ルールが細かいと抜け道を探したいじめが起こりやすい。
組織を見ていても思い当たりますね。

,いじめる子どもへの対応としては、
・「その子は間違ったことをしてる」という気持ちと「その子を理解しよう」という揺れの中で接することが大事であること
・「今さら」を「今から」
「でも」を「それなのに」
「まじに」を「試しに」に変える
・お前は人間として間違っているからやめなさいではない
・後悔と反省を区別する
「後悔」はやらなきゃあよかった、みつかったことを悔いている。
「反省」は自分も回りの人も不愉快な思いをするからやってはいけないんだ。
後悔から反省へ向けていくことが大切である。
しかられたらうらむ、しかられてどうだったかを吐き出させないと反省へベクトルが向かない・反省の前に落ち込みがある。時間をかける
..
・いじめる子どもはセルフエスティーム(自尊心)が低いことが多い。
だから、できていることを大切にする。
「どうしてタバコを止められないの」と言ってはダメ。「どうしてタバコを三日止められたの?」
「有り難う」「助かった」を積極的に伝える
・それは犯罪だよと明確に伝える

その他にも多くのことをお話しいただきました。これまで、いじめやハラスメントの被害者のカウンセリングが多かった私にとっては、大変良い勉強になりました!

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