臨床心理士のうたたね日記

臨床心理士です。日々気ままに気がついたこと、関心のあることについて書いています。

けいくんは「行ってきます!」と帰っていく。

けいくんというのは、私の想像上の人物です。こんなやりとりがあったら面白いなあ、これに似た感じあったなあということで書いています。これから、しばらく続くと思いますが、私が想像の翼を広げて書いたものもあり、相談者ケースと似ている場合は、相談者本人の了解をとってあります。

けいくんは、時々すごく疲れている。私は、けいくんが疲れる理由を知っている。 そんな時、今日は真面目な話は止めようとお互いに言うようになった。

女性はどうしてわざわざ足が痛くなるようなハイヒールを履くのだろうか?とか、奥田英朗の「空中ブランコ」の精神科医伊良部がユニーク過ぎて面白い!、その中で特に「義父のヅラ」の話が特に面白いなど本当にたわいのない話で盛り上がる。

もちろん、私は、けいくんが苦しんでいること、怒っていること、悩んでいることをおおよそわかっている。 けいくんも大体私がわかっているだろうなと思っているだろうなと思う。なんでもない話だけで1時間が過ぎていく。 そんなふうに時間を一緒に過ごすとけいくんは穏やかな顔になる。そして、自分の家でもないのに「行ってきます!」と玄関を出ていく。

そんなカウンセリングは、いつもはしないがこんなカウンセリングもあっていいのだろうと思う。

ここは、けいくんの居場所になるときがあるのだ。

(この相談場面は、相談者の了解をえたうえで、私の想像の翼を広げて書いています)


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