臨床心理士のうたたね日記

臨床心理士です。日々気ままに気がついたこと、関心のあることについて書いています。

自己愛はどうして傷つくか?

今、自己愛の傷つきを抱えた人が多くなってきているといいます。
そういうことで将来悩むかもしれないと思う子たちがたくさんいそうですね。

多分、近ごろのお母さん、子供に期待し過ぎ、支配、過干渉ではないのかなあ。そのせいで、子どもが自分のありのままを愛せなくなってしまう。「おかあさんの問題です」と言ってもこういうおかあさんの耳には届かない。今、「私そうかしら?」って思っているおかあさんは多分違います。耳に届かないからあまり遠慮せずに書いています。子どもはおかあさんの所有物でもお母さんの自慢の道具でもなんでもない。

そのまんまを愛してあげてください。

でないと大人になって、何か成し遂げなければ、一番にならなければ、みんなに賞賛されなければ、自分はダメな人間であると思ってしまう。普通であってはダメだと思う。自分の感情言っても仕方ないですが、自分も普通であることが一番好きです。自己愛の傷つきやすい人は、すごくできる自分か、何もできない自分ということしか自分への評価ができないのではないかしら。何もできない時の苦しみはものすごいと想像します。

だから、「できる自分」になるためのエネルギーってすごいです。人の何倍も仕事します。その人にとっては死活問題で必死なんですね。社会でリーダーシップとっている人に多いのかとニュースを見てると思うときがあります。

できるところもあるけど、できないところもある、のんべんだらりと何もしない自分もいる、賢い自分もいるけどおバカな自分もいる。それでいいと思えるようになることが目標でしょうか。

私はまだ自己愛の課題について勉強し始めたばかりですから、このカウンセラーわかってくれるとか思わないでくださいね。そういう方のケースの経験ほとんどありません。今、勉強中です。

ネット依存もそうですが、こうして発信しながらも、新たな勉強をしないと追いつかないほど、新しい問題が次々に出てきているのが、今の世の中だという観があります。



精神療法第41巻第3号―傷つきやすい自己愛をめぐってその理解と対応 雑誌 – 2015/6/4 を参考にしています。

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