臨床心理士のうたたね日記

臨床心理士です。日々気ままに気がついたこと、関心のあることについて書いています。

変わり者の薦め

埼玉県三郷市の第二教育相談室の室長であり、埼玉大学の教育心理学の講師でいらっしゃる藤原一夫先生とは、学校でご一緒にに持ったケースがご縁でお知り合いになることができました。

先生は、日本学校教育相談学会の支部理事でもあり、埼玉教育相談研究会でも中心的な役割を果たしていらっしゃいます。その中で不登校やいじめなどのカウンセリングについて話される機会が多いのですが、元校長先生であり、今はカウンセリングをやっていらっしゃるので、相談者の気持ちにも寄り添うことができ、先生方の立場にに立つことがおできになるのでスクールカウンセラーとしては、学べることがとても大きいです。

あるとき、先生は研究会からの帰り道、「ある教授に僕は変わり者と言われるんだよね」とおっしゃいました。先生は確かに個性的です。校長先生の貫録をおもちながら、その目と動きは好奇心に満ちた子供のようです。面接場面になると世間の価値観などぽんと容易に飛び越えて、相談者の温かい理解者となる。その姿を人は変わり者というのかもしれません。

でも、万人にはない、いわゆる普通というところを飛び越えて、温かさをもった鋭い視点でクライエントに関わる姿には、天性の力を感じます。先生はロジャースのいうカウンセラーの資質として(1)無条件の積極的関心(2)共感(3)自己一致がすぐできてしまう方だと感じます。それを変わり者というのなら、変わり者はなんと素敵なことでしょう。

大ヒットしているディズニ―映画「アナと雪の女王」のアナの姉である雪の女王エルサは幼いころから、触れたものは全て凍らせるという特殊能力をもっていたために、社会からずっと隔絶されていました。

今の社会は「変わり者」ということでその社会からその人を排除しようとするところがあるように思います。適応的に一生懸命に生きている人たちは自分たちの守ろうとする適応的価値観をゆるがす脅威を感じるのではないでしょうか?

映画のラストでは、雪の女王エルサは妹アナへの愛情を強く感じた時、その力を他者に生かすことができることを知りました。
変わり者が自分に対してだけでなく、他者への愛情を持った時、それは雪の女王エルサのように強いパワーを持って、ものすごく人々を幸せにできる力を持っている存在になっていくのではないかと思います。

そして、私も「愛のある変わり者」を目指しています。

(藤原一夫先生の講演会のご紹介や埼玉県教育相談研究会の開催日のご紹介はまた追っていたします。)

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