臨床心理士のうたたね日記

臨床心理士です。日々気ままに気がついたこと、関心のあることについて書いています。

臨床心理士X


中学生の女の子が相談にやってきた。

「先生といると安心する」

ふむふむ、これは、自慢ではあるが相談者によく言われる言葉である。



「先生いくつ?」

「あなたのお母さんよりずっと上だよ。」

「うそ。35歳ぐらいじゃない?」

うん?35?35?はるか遠くに言われたような? 視力がおかしいのではないかと思い 視力を聞いてみた。

「1.5だよ。」

ということは、頭が悪いのか? 失礼かと思ったが、

「この漢字読める?」

「企む」

「騙す」

「詐欺」と書いてみた。

うーん全部読める。



私をまっすぐ見つめる少女のまだ幼いまなざしに 突然なぜかドクターXの大門の言葉を思い出した。

「医者にとっては、患者は大勢かもしれないけど、患者にとって医者は一人なのよ。」



そうか。 彼女にとって、私はたった一人のカウンセラーであることを言っているだけなのである。 頑張ろうと思った。



(この相談場面は、私の想像の翼をひろげて書いています)

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