何よりも大切なのは希望を処方することである。
私がブログを始めた理由
2年あまりたって私は今何のためにブログやってるんだろうかと近頃思う。
そんな時中井久夫先生のこの言葉を思い出した。何度聞いてもいいなあ。先生の言葉は、一言思い出すたびに 偶然出会う度にぐっとくる。そのたびに私の現実の世界は止まったまま、中井先生の言葉に触発された考えや思いがとめどめもなくあふれてくる。
奥が深いんですよね。世界観がものすごく大きいのです。
中井先生の看護のための精神医学より
「誰でも病人でありうる。たまたま何かの恵みによっていまは病気でないのだという謙虚さが病人とともに生きる社会の人間の常識であると思う。
これがまた看護なり、医療なりの原点である。ともに病みうる人間、ともに老いゆく人間として、相談にのり、手当てをする。むずかしい病でもなんとかしようとする。」
これを言い換えると
誰でも心を病む可能性がある
統合失調症でありうる
うつ病になることもありうる
誰でも発達障害でありうる
誰でも不登校になることはあるうる
誰でもPTSDになることはありえる
そう たまたま何かの恵みによって病気でない、不適応でないというだけ。
だから、いっしょにそうなるかもしれない人間、ともに老いゆく人間として、相談にのる、手当てをするということ
むずかしくてもなんとかしようとする
人が人をケアする原点を思い出させてくれる言葉。謙虚さを忘れてはいけない。

そして、「医者の仕事で何よりも大切なのは希望を処方することである。」この言葉本当好き。
薬が処方されたとき、いつもドクターがこういう姿勢だったら、どんなに患者さんたち勇気づけられるだろう。どんな科であっても。
そういえば、熱が38度出るような風邪ひいていつもは治るのに2,3か月かかる病弱な人がベッドの中でカウンセリング場面ずっと思い出していたら奇跡的に一日で治ったという話を聞いたことがある。
このブログも何十人かな?いるのかなあ? このブログがそういう方たちの希望になってたらいいなあ
そうなれるように書こうと思いました。
みなさんもいつもいろんな形で応援していただいて ありがとうございます。
中井久夫Wiki参照
過去記事です。どなたかのお役に立てば幸いです。
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