うたたね日記2016

臨床心理士です。日々気ままに気がついたこと、関心のあることについて書いています。

初回面接で自分が行っていることを言葉にしてみた

昨日初回面接について書いてみて私はどうしてるんだろうと思い言葉にしてみようと振り返ってみました。

相談者に会う前に少し名前や年齢や性別が書いてある、それにいくつかの情報。そういうペーパーがあるのですが、会う前にそれを見てその人の背景を考えていきます。

そして待合室にいるその方の後ろ姿や横顔から放たれているもの、洋服、持ち物からもたくさんのものを受けとります。

面接が始まってお互いに自己紹介して、そうするともっといろんなことがわかります。目の表情、目が見ているところ、声の表情、大きさ、この場で何を感じているか。相談者さんが私と顔を見合わせた中で放つ雰囲気。

そこで信頼関係を作っていきます。催眠では呼吸を合わせていくのがいいと言われますね。中井久夫先生は何かの本で脈合わせといわれたのではないかな。チューニングですね。今は自然にできますが、以前は一生懸命相手に周波数を合わせるような感じでした。これがたぶん自然とできるようになったのはロールプレイングのおかげです。カウンセリングの練習で行うロールプレイングというのは、一人が相談者になって一人がカウンセラーになって役割演習を行うことです。それを大学時代からカウンセリング研究会を作って大学の先生方にスーパーバイズしていただきながらずっとやってきました。その訓練は本当に役に立ちましたね。現代臨床催眠の研修で練習した呼吸合わせはなぜか難しかった。

面接の間、相談者さんの心の世界に耳を傾けて、相談者さんのおっしゃることで納得できることが増えていくという感じです。あれ、ここわからないと思うとひとつ質問して、ああそうかと、わかるなあと。そして言われることで深く理解できることが増えてきて、相談者さんの表情がその時その時で変化していくのでわかることが増えてきて...また、ちょっとわからないなあと思うと質問してというペースで進んでいきます。

相談者さんがこのカウンセラーにわかってもらえてるかも?と感じると心が緩んで、泣いたり、笑ったりし始めて...私の心もより緩んでくるという感じでしょうか?「相手の」「 相手と自分の間の」 「相手の背後にある」空気を読むという感じかな?雰囲気を読むという感じかな?



とか言うと日常でもすごく気を使える人を想像しますか?仕事で相手にこういう風に関わっていると疲労感があると思うんですね。だからだと思うのですが、相談場面を離れると不思議なくらいオンになったスイッチが途端にオフになります。
そのため、空気が読めない私になることが多いです。優しいなと思う知り合いに久しぶりに会うと、全然相手の気持ちをくまないでおしゃべりすごくたくさんしてしまう。相手が同じカウンセラーだと余計にそうなります。それが今の私の課題です💦

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