カウンセリングルームはこんな工夫をしています
部屋の大きさは7畳。壁紙は布調の白です。普通の面接室に較べて絵を描いたりするのでこちらはカジュアル感が強いと思います。

机は正方形のダイニングテーブルと椅子が二脚あったのでそれを利用しました。このテーブルのような生成の色にほかの本棚などの家具もそろえています。カーテンはレースは白。布はクリームイエローです。このテーブルを中心として全体にやわらかい刺激になるように統一しました。ここは、窓際で昼間だと光が入ってきて心地よいスペースです。先ほどの画像朝撮ったものですが肝心なものがうつっていませんでした。今撮り直したのに変えました。この緑のもの、何だと思います?ティシュケース入れなんです。これは、カウンセリングでは必須です。今は悲しい涙より花粉症のために。このデザインは良かったのかな?疑問です。
ほかの機関のカウンセリングルームも似たような色調のところもありますし、全部白で統一したところや、茶色のをメインにした落ち着いた感じにしているところもあります。自分の趣味がどうのというより、まず相談者さんがあくまで安心していられる視点に立って、安心できる居場所としてのカウンセリングルームを考えます。椅子の位置や座った時の相談者さんとの距離にも気を使います。遠すぎても話しづらいでしょうし、近すぎても緊張します。外勤では場所が狭いので相談者さんの左位置にカウンセラーの椅子を配置してもらっています。相談者さんの左位置も相談者さんが安心できる位置です。

これは、インテリアとして購入したもの。壁一面に本棚があるのですが、全部本だと情報がわんさかという感じでうるさくなってしまうと思ったので、本はかなり少なくして(私が趣味に走ると絵本が多くなってきます)緑、淡い黄色、白い花やクッションなどを購入したり、自分で作ってみたりすることが多いです。緑は癒しの色とい一般に言われています。心療内科や無料相談機関の案内も緑が多いですね。それとは別に私の中では古典といもいえる分裂病の少女の手記の主人公ルネがセラピーのため、緑の部屋で癒されたというのが鮮烈な記憶で残っているために緑のものをついつい購入してしまうことが多いです。この2つは、後で紹介する時計とともにお気に入りです。

面接の時間管理が私は下手なんです。ついつい話が盛り上がってというところがあって...次の相談者さんが来てしてまう。いろいろ考えてこの時計を相談者さんの左後ろぐらいに置くようにしました。その位置だと相談者さんに気づかれず、時計を見て時間配分ができるのです。
この部屋の雰囲気が遊戯療法の部屋のような雰囲気なのを頑張って治療枠を作ってくれる役割をしてくれています。頂き物です。

これが机と反対の床でやる絵画療法のセットです。新聞紙とクレヨンと。描いた後切りたい人ははさみ。このスペースで話しながらストレッチをする人もいます。この新聞紙を挟んで両側に座ります。もうここでは正座をする人はいません。ときにあぐら。よしやるぞという感じです。治療的には遊びの要素が入ってきます。もちろん自分の問題を扱うので真剣です。自由に描き、思う存分に自己表現することで、心に溜まったわだかまりを吐き出してもらい、トラウマを癒していくのです。ここは、そのためのスペースです。
いろいろな治療的観点からカウンセリングルームという場所は考えていかなくてはなりません。床はクレヨンがつくことが多いので拭き掃除は欠かせません。今日はもう少し片づけて物を整理しましょう。