臨床心理士のうたたね日記

臨床心理士です。日々気ままに気がついたこと、関心のあることについて書いています。

統合失調症の患者さん くるんちゅさんの絵の展覧会

今日は「くるんちゅ日記」から統合失調症のご病気の25歳の主婦のくるんちゅさんの素晴らしい絵を紹介したいと思います。
前の記事と同じ繰り返しになりますが、くるんちゅさんのブログに出会えたのはご主人のらくからちゃさんが私のブログを紹介してくださったのがご縁です。
ご主人のブログは読者3400人近くの大ブログ。とても落ち着いた印象を受けているのですが、まだ、29歳のお若さです。後にも先にもそうやって紹介してくださった大ブログははてなではらくからちゃさんだけです。紹介してくださって50人ぐらい読者さんが増えてびっくりした思い出があります。その頃は、ネットでもはてなでもド緊張していて、周囲がどんなことを思っているかよくわからず、それははてなを離れてからもかなり長く続いたのでネットで慣れない私のことをどこかでいつも心配してくださっていたのではないかと思っています。ということが今になって実感をともなってわかるんですよね。ネット上の私はカウンセリング場面と違って本当鈍いです。

少し話がずれますが、ネットでのコミュニケーションはずっと私の悩みでした。カウンセリングでも対面、電話、メールカウンセリングの順番に難しくなります。相手から得られる情報がどんどん少なくなるからです。だから、ブログ初めてからしばらくはリアルな外から記事出すだけでした。はてなに行ってコミュニケーションとる必要が出てきて、でも最初でずっこけてネットの中でだんだん警戒心の塊になったような気がします。
警戒心の塊の中でショックなこともあって、ネットの中の温かいものあっちこっちでぽとんぽとんと落としてきてしまったことに最近やっと気がつきました。ネットの中の人の気持ちがわからない、その中でも男性の気持ちはよりわからない。でも、悪い人もいい人もいるんですよね。私に暖かい気持ちを持ってくれる人もいるし、たぶんいやな気持を持っている人もいる。なんでも、警戒、警戒で大事なもの落っことして、誰かを傷つけたんだろうなと思いました。

そんなとき思い出したのがらくからちゃさんの昔のコメント。私がショックなことの中にいたから自分の心にはいらなかった言葉ーコメントは何年も前でも残っている。ありがたいですね。

(はてなギャー大変と思ってひきこもって久しぶりにはてなで発進したとき)

2015年11月25日
ラクカラチャさん;『おかえり』。たった4文字だけど、日本語の中で一番好きな言葉のひとつです。何があったかは分かりませんが、いつでも再開お待ちしています。

(でも、結局はてなに戻れず。)

(はてなのサブブログで始めたとき)

2016年10月26日
ラクカラチャさん;ずっと音沙汰がなかったので心配してました。まずは無事で何より。

(でも、結局続かず)

相手が大ブログ主過ぎて、soniaさんとか加茂川さんが心配してくれているのは心に入っていたんですが、1年4か月ーこのメッセージに気がつくのに時間がかかりました。

きっと私がネットを警戒するあまり、見落としてきたいろいろな人の善意あるんだろうな。ネット音痴って私のことだな。まだまだ、気がついていない人たち FC2の方もはてなの方も訪問してくださっている方もごめんなさい。面接場面では人の心のよくわかるつもりなんですが、ネット上では人の気持ちをスルーしがちな私です。なんかね~困ったなあ~。

らくからちゃさんその節はご心配をおかけしました。


では、今日の記事。らくからちゃさんの奥さんの記事はとてもわかりやすく、統合失調症の理解に役立つこともたくさん書いてありますが、今日は素敵なくるんちゅさんの絵を主に紹介したいと思っています。

くるんちゅさんのブログはこちらです。
くるんちゅ日記



最初にくるんちゅさんのご病気について説明させてください。
私の病気のこと
くるんちゅさんの記事から抜粋です。あまりにもわかりやすいのでそのままのところが多いです。
「病名は、統合失調症です。二級精神障害者です。主婦です。1991年生まれ。
わたしには、ほかの人には聞こえない「声」と「音」、「電波」がきこえたりします。へんな人やものが、みえたりします。
こわいですか。わたしもこわいです。
ときどきうごけなくなります。
よく気分がかわります。とてもしあわせで、活発で、でも不安定で、ふらふらギューンと空まで舞い上がってかえってこなくなりそうです。気づいたら這うことさえできなくなります。
ふつうに考えたり、おはなしをすることがとてもへたくそです。何かがわたしのあたまの中にいて、泡立て器をまわしているように言葉がばらばらになって、つなげることができないのです。
わたしは病気になる前よりたくさんのことができなくなりました。
でも、そんな自分を受け入れられない自分がいるということを受け入れるっていうのがわたしなりにうまく生きるってことなんじゃないかなっておもっています。」

統合失調症の病気が一般の人にわかりやすく説明されていますね。
病気になったころの様子についても書かれている記事もありますが、まるでムンクの「叫び」の世界のよう。世界崩壊感そのままです。

ブログやツイッターのアイコンやヘッダーの作成もやっていらっしゃいます。


では作品から。

くるんちゅさんのアイコンです。この絵が私は一番好きなんです。本当にミュシャ風雰囲気あると思いませんか。
今六本木でミュシャ展始まっているので見に行きたくなります。

自分のアイコン描きました。ミュシャ風です。
http://kurunchu.hatenablog.com/entry/2016/11/24/070441

参考までにミュシャ



25歳人妻の今日のらくがき その2「娘の写真を撮るパパ」
http://kurunchu.hatenablog.com/entry/2016/06/06/210003
娘ちゃんの写真を撮るパパ(おっさんの息子=シド)です シドというのはくるんちゅさんの頭の中の住人です 淡い美しい色彩にいわさきちひろの絵の色を思い出しました。絵本の挿絵にしたいような作品です。くるんちゅさんの頭の中の住人についてもほかの記事でアニメで楽しく描かれています。

統合失調症だけど、絵描いたよ
http://kurunchu.hatenablog.com/entry/2015/09/03/114504
うちのオカメインコぴかちゃんだそうです
黒い画用紙に色鉛筆で40分ぐらいで描かれたそうでいつもかなり早いんですよね。インコの毛の繊細な描写にびっくり!創作時間にびっくり!


統合失調症だけど、絵描いたよ!過去作品③
http://kurunchu.hatenablog.com/entry/2015/09/29/214933
くるんちゅさん12歳の時に飼っていたインコが忘れられなくて描いた過去作品だそうです。鉛筆で描写が細かいですね。

オフ会に行ってきたので、オフレコ漫画公開です。
http://kurunchu.hatenablog.com/entry/2015/09/26/215808
オフ会の漫画です。みんなの楽しそうな様子が伝わってきます。この間紹介させていただいたひとでさんも参加してらっしゃいます。
http://kurunchu.hatenablog.com/entry/2015/09/26/215808


自己流イラストメイキングをひたすら淡々と紹介していきます。《コミック風水彩人物編》
http://kurunchu.hatenablog.com/entry/2016/11/26/064307
ご主人のやはりミュシャ風コミック風イラストだそうです。ご主人格好いいですね!色が素敵です。

障害をもった人間とともに生きること
ご主人がくるんちゅさんのために書いた記事です。このくるんちゅさんのブログしっかりとらくからちゃさんが守ってくれているんだなあと安心できたメッセージ記事でした。
http://kurunchu.hatenablog.com/entry/2015/10/05/211152

守られている女性は可愛い!くるんちゅさんも可愛い!くるんちゅさんと同じ年のメンタルに弱い女性のところにも訪問させていただいているんですが、やはりとても可愛い女性ですがたぶん彼ができてからだと思うのですが眠剤が必要でなくなって、どんどんのびのびしてきて強くなってくるんですね。来談している女性も恋人ができて彼に支えられていると強くしなやかになりますね。男性の力はすごい。そこは、治療者の力はかなわない。

統合失調症という病気は大変なものがあります。それを支えるらくからちゃさんに強い男性的母性を感じます。

ほかにくるんちゅさんのブログは私たち臨床心理士などの専門家が勉強になるようなこともたくさん書いてあります。知的に本当に高いです。統合失調症の病気の理解に役立ちますよ。
くるんちゅ日記



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