カウンセリングの枠組みについて説明してみました
どんな枠かと言うと、
①時間
②料金
③場所
④同じ人が話を聞く
という契約のようなものです。
(ブロトモの「カウンセラーのつぶやき」さんの記事を参考にさせていただいています。)
具体的に言えば、カウンセリングルームという場所で、特定な時間(大体1回1時間程度)、そして料金、そして特定のカウンセラーが話を聴くということです。こういう意味でカウンセリングは一般的な悩み相談とは違います。
少し前は、カウンセラーだからなんでも相談聞いてくれるじゃないかな?というムードがあり、こういう治療枠の説明をすると怒られる方もいました。最近は、こういう契約の大事さを疑問に思う人少なくなりましたね。
この「枠」は相談者を守るためにとても大切なものなのです。カウンセリングの中で話したいことは心の深い深いところのものでしょ。
みなさん堺雅人主演の「DR,倫太郎」覚えていらっしゃいますか?
あの中で相談者をドクターが自宅に連れてきたり、ハグしたりありましたがそういうことはありえないことなんです。もし、相談者さんからの恋愛感情が起きたとき、相談者さんに恋愛感情が起きた時は(私は経験ありませんが)、相談者さんをできるだけ傷つけないように治療者を交代する方法をとります。恋愛って非常に個人的で独占愛に満ちやすいものでとてもニュートラルな治療にはなりえないからです。これもひとつの治療の枠です。
だからと言って、堺雅人さんは嫌いではありません。どちらかというと「リーガルハイ」も見てましたし、「半沢直樹」も「真田丸」も見てましたし,正直に言うとファンです。あと、松坂桃季も西島秀俊も・・・
話を戻します。
カウンセリングは自分のの内面を自由に表現できる場ですね。いいものも悪いと思っているものも、怒りも悲しみも、表現しにくいものも表現できることが大事です。
できるカウンセラーならそれを相談者に安全だとはっきり感じさせることができるのです。
私もそうありたいといつも強く願っています。
具体的な枠を想像してみてください。お風呂みたいなものでもいいです。その中にすっぽり入った自分を想像してみてください。取り決めがあるから少し窮屈かもしれませんが安心感がありませんか?安全な感じがしませんか?あと、カウンセリングにのぞむという覚悟もできませんか?こちらカウンセラー側もできるのです。
相談者が安心感、安全感を感じながらカウンセラーとともに目標に向かって一緒に進めるようになるため大切なものが枠なんです。
ただ、私がいつも悩むのは相談料金の問題です。カウンセリング料金は一回4千円から、1万3千円くらいまでかかるんです。保険のきく治療機関もいっぱいになって利用できなくなってきました。無料の相談機関も電話相談などつながりにくくなってきました。いのちの電話や厚生労働省の「こころの耳」電話相談もつながりにくいと聞きます。
精神的な悩みを抱えているために正社員にもなれない方もたくさんいます。だから、経済的に苦しい。一生懸命無料相談機関を探すんですけどね。そこでいつも悩んでいます。