臨床心理士のうたたね日記<お笑い編>
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「臨床心理士のうたたね日記 はてなブログ記事」の過去記事よりお笑い記事3編をお届けします。最近書いてる記事とは随分テイストが違っています。お正月明けで仕事が思いのほか忙しくぐでたまのようになっております。仲間に頼りたい気分です。記事を出せるかどうかはっきりしていないので少し長い記事になりますが、この記事で楽しんでください。
悩む
どうも台風の日、能天気に土屋先生の「ツチヤの軽はずみ」を読んでしまったら、土屋節が私にウツってしまったようでぬけない。いやもともとあったユーモアのセンスが開花したのかもしれない。すでに土屋節である。
土屋先生と言っているが、私の恩師ではない。 御茶ノ水女子大の大学院は、受けようかと思って(誰でも受ける権利だけはある)見学に行ったが、受験日を忘れてしまった大学というつながりだけである。
今日の記事は本当に悩んでいる人は読まないでもらいたい。
私は、非常にくだらないことで悩んでいるのである。このブログがぱっとしないのは、内容のせいではない、ブログの「カウンセリングのミニ知識」などという命名が悪いのではないかと考え始めた。
みんな闘病記やハラスメントの苦しさなどを真面目に書いている。時々、そういうブログにお邪魔してやはり大変だなあと応援したい気持ちになるものである。
もう一度書く。今日のブログは本当に悩んでいる人は読まないでもらいたい。
それで、「腰痛、肩こり、頭痛、歯痛に悩む臨床心理士のブログ」とか、「老眼、白内障、骨粗しょう症に悩む臨床心理士のブログ」「夫の体臭に悩む臨床心理士のブログ」とか考えてみた。 誰も読む気はしないだろう。
では、名前だけでも女性らしく、「緑のブログ」「緑の部屋」とか考えてみたが、どうも商売が違うような気がする。緑という名前があまりよくない。「とめのブログ」とか「貞子の部屋」などいいと思うが、違う想像が起こりそうだ。
逆にもっと健康的なのがいいのではないか?「1度も骨折したことがない臨床心理士のブログ」「1度も手術を受けたことがない臨床心理士のブログ」これは、事実であるが、さぞ頑丈そうな臨床心理士があらわれると思っても困る。
「24時間悩み相談対応!カウンセリングルームのブログ」「初回だけ無料相談!カウンセリングルームのブログ」こんなこと書いたら読者も相談者も増えるだろうが、私は必ず死ぬことは、確かだ。
超能力ができるようなブログの名前も上位にある。「サイキックアタック(念による攻撃)臨床心理士」「リーディング(心を読む)臨床心理士」「手相占い臨床心理士」あやしい!本当にできたらいいが。
一番いいのは、「一人間のブログ」かもしれない。「カウンセリングのミニ知識」などとつけるから、知恵はあるが知識のない私は困るのだ。
あっ、論点がずれてしまった。 「一人間のブログ」では、今よりも読者が減る?なくなるのは、わかりきっている。 「1億2千700万人の中の一人間のブログ」の方がインパクトがありそうだ。
しかし、こういう記事ばかり書いていると「臨床心理士の軽はずみ」とか「臨床心理士の戯言」とかにそろそろ変えないといけない時期がくるかもしれない。 こうして私の悩みは尽きることはないのである。
2014年9月
解説
このころから、私のお笑いネタは、始まりました。私は、日ごろの相談者と話すときはこんな自分ではありません。特にお笑いが好きというわけでもありません。どちらかというと真面目な方だと思います。そして、かなりおっとりしています。
そんな私が台風で職場を休まざるを得なくなり、土屋賢二先生の文庫を読んだときから、いきなり色々浮かんでくるようになったのです。社会に生きている人間のとても嫌なものを見てしまって、それを吹き飛ばそうとしていたら、生まれてきた記事です。この頃は「臨床心理士のうたたね日記」という名前にも行きついていませんでした。
テレビショッピング大好き!
この題から既に読者はこの臨床心理士はかなりアホだなと判断されたに違いない。またしても、カウンセリングとは、何の関係もない話である。しかし、聡明な読者はこの記事の中にも私の深い人生への洞察を見出すかもしれない。
私がはてなでブログを更新するよりもみなさんの記事を読むのに一生懸命なのもミニマリストの精神を学び、無駄なものを購入することをやめるためである。
私も自分自身のテレビ通販好きには参っている。 出るもの出るもの最高に良いものに見えるのである。アナウンサーの言うことをそのまま聞いているとこれを買い逃すと私の一生が完全にだめになるかのように思ってしまう。
「お客様には申し訳ありませんが、後30点しかありません」などと流れるともう戦闘モードとなって、争ってパソコンの注文クリックを押してしまう。
ところが洋服については届いた商品を見て気づいた。テレビでは材質のいい、悪いがわからないのである。そして試着してみてまた、気づく。私はテレビに出るモデルとは、顔からスタイルから雲泥の差があること。それで洋服については、テレビ局の策略にひっかからなくなった。
次は化粧品である。その化粧品を作ったという人は、とにかく若くて肌がきれいである。驚くことにほとんど素っぴんである。
そして「先生のお年はいくつでいらっしゃいますよね」という言葉にヒエーッ!となり、また、注文クリックを押してしまう。
でもそのうち私の顔には目に見える効果がないとはっきりわかってやはり素材の違いを思い知ることとなる。 そして三ヶ月もすると同じメーカーの商品が出てきて。「いろいろなところからかき集めてきました。もうこの機会を逃すと二度と買えないんですよね」という脅しがピカピカ笑顔のアナウンサーから言われるというからくりを知った。
「これを1日3分使うと一ヶ月でウエストマイナス8センチ」という美容器具も三日も使わなかったので効果の程は全くわからない。1日3分するだけでの言葉に惑わされるのである。1日3分三日やって効果を求めるのは無理というものだ。
バイヤーには、「一日3分ですが、一か月頑張らないとダメです!」とかなり、厳しく言ってほしいものだ。
私が購入して一番のお気に入りはゾンビパックである。いつもは整った顔がこれでパックするとまるでゾンビのような顔になるのである。パックをしたら笑ってはいけないのだが思わず笑ってしまう。美容効果は定かでないが、面白い。
ところが夫はこのパックをしても全く気がつかない。「私の顔、おかしくない?」と聞くといつもと変わらないと言うのである。かなり、目が悪くなったに違いない。
「Dr.倫太郎」をやっと見てみた
堺雅人演じる大学病院に勤務する41歳の主人公・日野倫太郎は、内閣官房長官を常連患者に持ち、コメンテーターとしてテレビ出演もこなすスーパー精神科医。
1回目、見た時、精神科医ってこんなじゃない!と批判的に見ていたので、いらいらしそうなのでずっと見なかった。ネットでは、定かでないが有名な臨床心理士も制作に関わるようになって、3回目ぐらいから良くなったと書いてあった。
また、精神療法はこんなんじゃない!と思うかと恐る恐る見ていた。なんだか初回より内容が落ち着いている。
まあ、倫太郎が夢乃(蒼井優)のことを患者(ドラマでの設定は二重人格でギャンブル依存のどうしようもない母親をもっています)と思っているのなら、自宅に入れたり、ハグしたり、めちゃくちゃおかしい。患者さんへの身体接触は本当に慎重でなくてはならない。
倫太郎の家のモップ犬がいなくなったら、病院のスタッフ総出で探しに行くとかありえないし、研修医が初回面接で患者さんに自分の恋愛について語るなんてありえないし、色々、実際の治療とは違うやり方がみえたが、やっとドラマなんだからと距離を置いてみることができた。
「あなたは悪くないんですよ」という言葉はいい響き。
患者さんはいつも本当に自分自身を責めているから。
相手の目をまっすぐに見ながら、ゆっくり温かい口調でいう堺雅人はやっぱり素敵!
ドクターはこんなに時間をかけて診療することはない。それが普通。東京に一か所女医さんが予約制で一回50分診療をしてくれるところがあるがまれだろう。
ただ、最近、相談者から、「ドクターがパソコンばかり見て、自分の方を全然見ないんですよ」という話を時々聞くようになった。
やはり、患者さんにとって、ドクターは絶対なのだから、5分でも患者さんの顔を見て話してほしいなと思う。
今日、行った病院のドクターは、私をちゃんと見つめてくれなかった。
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歯医者だから。
チャイルドライン
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「臨床心理士のうたたね日記 はてなブログ記事」の過去記事よりお笑い記事3編をお届けします。最近書いてる記事とは随分テイストが違っています。お正月明けで仕事が思いのほか忙しくぐでたまのようになっております。仲間に頼りたい気分です。記事を出せるかどうかはっきりしていないので少し長い記事になりますが、この記事で楽しんでください。
悩む
どうも台風の日、能天気に土屋先生の「ツチヤの軽はずみ」を読んでしまったら、土屋節が私にウツってしまったようでぬけない。いやもともとあったユーモアのセンスが開花したのかもしれない。すでに土屋節である。
土屋先生と言っているが、私の恩師ではない。 御茶ノ水女子大の大学院は、受けようかと思って(誰でも受ける権利だけはある)見学に行ったが、受験日を忘れてしまった大学というつながりだけである。
今日の記事は本当に悩んでいる人は読まないでもらいたい。
私は、非常にくだらないことで悩んでいるのである。このブログがぱっとしないのは、内容のせいではない、ブログの「カウンセリングのミニ知識」などという命名が悪いのではないかと考え始めた。
みんな闘病記やハラスメントの苦しさなどを真面目に書いている。時々、そういうブログにお邪魔してやはり大変だなあと応援したい気持ちになるものである。
もう一度書く。今日のブログは本当に悩んでいる人は読まないでもらいたい。
それで、「腰痛、肩こり、頭痛、歯痛に悩む臨床心理士のブログ」とか、「老眼、白内障、骨粗しょう症に悩む臨床心理士のブログ」「夫の体臭に悩む臨床心理士のブログ」とか考えてみた。 誰も読む気はしないだろう。
では、名前だけでも女性らしく、「緑のブログ」「緑の部屋」とか考えてみたが、どうも商売が違うような気がする。緑という名前があまりよくない。「とめのブログ」とか「貞子の部屋」などいいと思うが、違う想像が起こりそうだ。
逆にもっと健康的なのがいいのではないか?「1度も骨折したことがない臨床心理士のブログ」「1度も手術を受けたことがない臨床心理士のブログ」これは、事実であるが、さぞ頑丈そうな臨床心理士があらわれると思っても困る。
「24時間悩み相談対応!カウンセリングルームのブログ」「初回だけ無料相談!カウンセリングルームのブログ」こんなこと書いたら読者も相談者も増えるだろうが、私は必ず死ぬことは、確かだ。
超能力ができるようなブログの名前も上位にある。「サイキックアタック(念による攻撃)臨床心理士」「リーディング(心を読む)臨床心理士」「手相占い臨床心理士」あやしい!本当にできたらいいが。
一番いいのは、「一人間のブログ」かもしれない。「カウンセリングのミニ知識」などとつけるから、知恵はあるが知識のない私は困るのだ。
あっ、論点がずれてしまった。 「一人間のブログ」では、今よりも読者が減る?なくなるのは、わかりきっている。 「1億2千700万人の中の一人間のブログ」の方がインパクトがありそうだ。
しかし、こういう記事ばかり書いていると「臨床心理士の軽はずみ」とか「臨床心理士の戯言」とかにそろそろ変えないといけない時期がくるかもしれない。 こうして私の悩みは尽きることはないのである。
2014年9月
解説
このころから、私のお笑いネタは、始まりました。私は、日ごろの相談者と話すときはこんな自分ではありません。特にお笑いが好きというわけでもありません。どちらかというと真面目な方だと思います。そして、かなりおっとりしています。
そんな私が台風で職場を休まざるを得なくなり、土屋賢二先生の文庫を読んだときから、いきなり色々浮かんでくるようになったのです。社会に生きている人間のとても嫌なものを見てしまって、それを吹き飛ばそうとしていたら、生まれてきた記事です。この頃は「臨床心理士のうたたね日記」という名前にも行きついていませんでした。
テレビショッピング大好き!
この題から既に読者はこの臨床心理士はかなりアホだなと判断されたに違いない。またしても、カウンセリングとは、何の関係もない話である。しかし、聡明な読者はこの記事の中にも私の深い人生への洞察を見出すかもしれない。
私がはてなでブログを更新するよりもみなさんの記事を読むのに一生懸命なのもミニマリストの精神を学び、無駄なものを購入することをやめるためである。
私も自分自身のテレビ通販好きには参っている。 出るもの出るもの最高に良いものに見えるのである。アナウンサーの言うことをそのまま聞いているとこれを買い逃すと私の一生が完全にだめになるかのように思ってしまう。
「お客様には申し訳ありませんが、後30点しかありません」などと流れるともう戦闘モードとなって、争ってパソコンの注文クリックを押してしまう。
ところが洋服については届いた商品を見て気づいた。テレビでは材質のいい、悪いがわからないのである。そして試着してみてまた、気づく。私はテレビに出るモデルとは、顔からスタイルから雲泥の差があること。それで洋服については、テレビ局の策略にひっかからなくなった。
次は化粧品である。その化粧品を作ったという人は、とにかく若くて肌がきれいである。驚くことにほとんど素っぴんである。
そして「先生のお年はいくつでいらっしゃいますよね」という言葉にヒエーッ!となり、また、注文クリックを押してしまう。
でもそのうち私の顔には目に見える効果がないとはっきりわかってやはり素材の違いを思い知ることとなる。 そして三ヶ月もすると同じメーカーの商品が出てきて。「いろいろなところからかき集めてきました。もうこの機会を逃すと二度と買えないんですよね」という脅しがピカピカ笑顔のアナウンサーから言われるというからくりを知った。
「これを1日3分使うと一ヶ月でウエストマイナス8センチ」という美容器具も三日も使わなかったので効果の程は全くわからない。1日3分するだけでの言葉に惑わされるのである。1日3分三日やって効果を求めるのは無理というものだ。
バイヤーには、「一日3分ですが、一か月頑張らないとダメです!」とかなり、厳しく言ってほしいものだ。
私が購入して一番のお気に入りはゾンビパックである。いつもは整った顔がこれでパックするとまるでゾンビのような顔になるのである。パックをしたら笑ってはいけないのだが思わず笑ってしまう。美容効果は定かでないが、面白い。
ところが夫はこのパックをしても全く気がつかない。「私の顔、おかしくない?」と聞くといつもと変わらないと言うのである。かなり、目が悪くなったに違いない。
「Dr.倫太郎」をやっと見てみた
堺雅人演じる大学病院に勤務する41歳の主人公・日野倫太郎は、内閣官房長官を常連患者に持ち、コメンテーターとしてテレビ出演もこなすスーパー精神科医。
1回目、見た時、精神科医ってこんなじゃない!と批判的に見ていたので、いらいらしそうなのでずっと見なかった。ネットでは、定かでないが有名な臨床心理士も制作に関わるようになって、3回目ぐらいから良くなったと書いてあった。
また、精神療法はこんなんじゃない!と思うかと恐る恐る見ていた。なんだか初回より内容が落ち着いている。
まあ、倫太郎が夢乃(蒼井優)のことを患者(ドラマでの設定は二重人格でギャンブル依存のどうしようもない母親をもっています)と思っているのなら、自宅に入れたり、ハグしたり、めちゃくちゃおかしい。患者さんへの身体接触は本当に慎重でなくてはならない。
倫太郎の家のモップ犬がいなくなったら、病院のスタッフ総出で探しに行くとかありえないし、研修医が初回面接で患者さんに自分の恋愛について語るなんてありえないし、色々、実際の治療とは違うやり方がみえたが、やっとドラマなんだからと距離を置いてみることができた。
「あなたは悪くないんですよ」という言葉はいい響き。
患者さんはいつも本当に自分自身を責めているから。
相手の目をまっすぐに見ながら、ゆっくり温かい口調でいう堺雅人はやっぱり素敵!
ドクターはこんなに時間をかけて診療することはない。それが普通。東京に一か所女医さんが予約制で一回50分診療をしてくれるところがあるがまれだろう。
ただ、最近、相談者から、「ドクターがパソコンばかり見て、自分の方を全然見ないんですよ」という話を時々聞くようになった。
やはり、患者さんにとって、ドクターは絶対なのだから、5分でも患者さんの顔を見て話してほしいなと思う。
今日、行った病院のドクターは、私をちゃんと見つめてくれなかった。
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歯医者だから。
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