ロロ・メイの言葉
今日はロロ・メイの言葉。
アメリカの心理学者であるロロ・メイは、「ゲシュタルトの祈り」を通して他者との関わり方を伝えようとしました。
ゲシュタルトの祈り
私は私のために生き、あなたはあなたのために生きる。
私はあなたの期待にこたえるために生きているのではない。
そしてあなたも、私の期待にこたえるために生きているのではない。
もしチャンスがあって、私たちが出会えたのならそれは素晴らしい。
もし出会えなくても、それは仕方がない。
I do my thing, and you do your thing.
I am not in this world to live up to your expectations,
And you are not in this world to live up to mine.
You are you, and I am I, and if by the chance we find each other, it’s beautiful.
If not, it can’t be helped.
~Gestalt Prayer~
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私たちはそれぞれ別々の人間であり、異なります。
私は私であり、あなたはあなたであり、私は私のために生きていて、あなたはあなたのために生きています。
決して他人の期待のために生きているわけではありません。
主語は私です。「私は・・・」
何を感じているのか?
何をしたいのか?
何が心地よいのか?
誰かの期待の為に生きる必要も無く、
誰かの犠牲になる必要もありません
何よりも自分自身を大切にすることです。
いつでも、どこでも、だれからでも受け入れられるのは不可能なことです。
受け入れられなかったとしても、期待に添おうと自分を犠牲にしたり、そこで、自分を否定したりしないことです。
受け入れなかった相手を責めたりしないことです。期待に添わなかった相手を責めたりしないことです。
自己中心的でもなく、依存的でもなく、自立した人間であることを目指すことが大事です。
この言葉は、このような自立した人同志が、関わりを持つことの素晴しさを伝えています。
「出会えたら素晴らしい」、もし「出会えなかったら仕方がない」という言葉には、すべてをあるがままに受け止めるゲシュタルトの精神があります。
出会えないことも、出会えることと同じように素晴らしいことなのです。
ロロ・メイはこんなこと伝えたかったのではないかな?
ロロ・メイ(Rollo May, 1909年4月21日 - 1994年10月22日)は、アメリカ合衆国の心理学者。臨床心理学者であり、アメリカにおける実存心理学の開拓者である。カール・ロジャーズ、エイブラハム・マズローらと共に人間性心理学を代表する1人と見なされている。
(Wikipedia参照)