臨床心理士のうたたね日記

臨床心理士です。日々気ままに気がついたこと、関心のあることについて書いています。

Category: 描画療法

言葉にならない思いや身体の痛み

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 07, 2017

描画表出療法では、言葉にならない思いや身体の症状も扱うことができます。まずは、共感の姿勢を作ることです。私は自動的にに相談者さんと会うとチュー二ング(波長合わせ)しますが、最初は相手の呼吸に合わせるのがいいでしょう。そして「漠然ととしていてかまわないから心や体で感じてることを表現してください」伝えます。「詳しい説明はしなくていいですよ」ということも伝えます。相談者さんはこんな風に言います。例えば、...

描画表出療法が生まれたとき2

 03, 2017

絵を描くときに人は大人になればなるほど「上手、下手」にこだわってしまいます。どうしたら、人が上手下手にこだわらず、クレヨンで自分の感情を表出できるかも考えなくてはいけないところでした。そして、同時に身体に起きている不快な感覚に集中できるか...目を閉じて描いてもらえばいいのだと思いました。みなさんの描く絵はこんな絵が多いですよと殴り書きをしめし、目を閉じて描いてもらう。ほとんどの人が形を描かなくて...

描画表出療法が生まれたとき

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 01, 2017

私が描画表出療法を思い付いたのは、中学生や高校生のスクールカウンセラーをやっていたときでした。相談者さんは言葉にならない思いをたくさん持っていて、内的世界をことばで表現しようとするならば、言葉によって取り上げられたもの以外に取り残された部分がたくさんあります。会話によって伝えられることには限界がある。それを感じてそれをそのまんまありのまま表現できる方法はないかと考え始めました。子供のころの私は本当...

心の傷つきの描画療法をやってみると

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 10, 2017

クレヨンで相談者さんは大きな新聞紙の上に自分の気持ちを表現しますそれは、外か見たらただの殴り書きかもしれませんでも、線にも表情があるんですとげとげしてたりもやもやしてたり繰り返し繰り返し表す必要があったりそしてそこには傷つきがあり悲しみがあり恐れがあり怒りがあります殴り書きをはさんでそれを感じている相談者さんがいますそしてそれは刻々と描線とともに変化していきますこちら側はそれを丁寧に丁寧に共感して...