臨床心理士のうたたね日記

臨床心理士です。日々気ままに気がついたこと、関心のあることについて書いています。

FAP療法への疑問

加筆,修正しました。

これまでFAP療法を受けてきた方がたから様々な疑問が寄せられていますのでしばらくこのことについてぼちぼちですが記事として上げていこうと思っています。中にはこんなこと本当にあるのか?!あったら大変!!!というような疑問もあります。FAP療法は、本を読んで一部私は相談者さんのカウンセリングにも取り入れていて、効果も上がっているだけにこれらの相談者さんたちの声が本当なら残念なことでFAP療法の研修のあり方を考え直してほしいと切に願います。

1、 料金がとにかく高い!大体1万円以上です。1万円から1万3千円くらいかな。国際的に効果があると認知されているトラウマ療法のEMDRが大体一万円です。FAPの治療効果はまだ実証されていません。治療者によって治療効果にばらつきがあるという印象を受けます。にも関わらず高い!

2、 FAP療法の神髄は、最後にこれぞFAPというものらしいですが、相談者さんからお経にしか聞こえないようワークがあります。このお経のようなものの治療的意味がはっきり相談者さんには、説明されません。それでいながら、そのワークを始めるときは、「水を部屋の中に置かないでください!被爆しますから!」という説明をするカウンセラーもいるそうです。「被爆」?なんのこっちゃ???全然、意味不明です。
そして、そのお経のようなものの中に「性的虐待」という言葉が繰り返し、入ってきます。これもなんのこっちゃ??と思うでしょうね。
トラウマのある方は、逆にその言葉が繰り返しはいってくるので恐怖を覚えるそうです。説明がほとんどないようです。もっと相談者さんにわかるような説明をしてワークに入ってほしいですね。

3.相談者さんの中にはFAP療法のカウンセリングを受けて、おそらくカウンセラー側の頭痛のenergyやトラウマがうつって、カウンセリング後不調になった方がおられますが、それを会社の事務局に訴えたところ、カウンセラー側から何の返事もフォローもなく、その方の頭痛などの不調は何か月も続いたことのです。窓口の方がカウンセラーに伝えなかったことも考えられるそうですが、そういったことへの対応もきちんとしてほしいものです。



つづく
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こちらの記事も読んでくださいね。
こころにききながらファッションコーデしてみた!

こころにききながらファッションコーデしてみた!2

こころにききながらファッションコーデしてみた!

「こころにききながらファッションコーデしてみた!」は今年の3月19日に記事にしたものです。この記事と同じ記事ネタで今年の5月16日に書いたFAP療法のブログの記事がありました。普通だったら、記事を更新する前に教えてくれるのがネットのマナーだと思うのですが、もしかしてFAP療法では脳のネットワークが繋がっているから同じような内容で書きました!!!と言うんでしょうか???不思議な世界です。

トラウマ療法のひとつであるFAP療法には、「心にきく」という非常に興味深い方法があります。

こころにきくことの基本的やり方は「あれやこれや質問したいことの前に『心よ』と先頭につける。」「答えが聞けないときは、邪魔をされているので邪魔の排除をお願いします。」と加える。

自問自答にも似ているのですが、「心よ」とタグ付けするだけで、催眠の導入をしていないのに催眠状態の時と同じように心の声をきくことができます。「心」という存在は語りかければ語りかけるほど、親友のような存在になっていくような感じがします。「世間」を基準にした答えではなく、こころは本来の私自身を知っているからこころはベストな答えを教えてくれます。


私自身なんだか不思議な方法だなと思いながら、昨年から少しずつ練習して、最近はなんでもこころに相談して、意外な答えに「これ本当なのか???」と繰り返し確かめたり、リラックスできる場所の実施から、街中でもやれるかどうか試したり試行錯誤して、今までの私とは違う選択をこころと相談してして毎日を送ることが多くなってきました。

その中の手始めのひとつは、ファッションです。こころは、この洋服いいよ!このバッグいいよ!と言いはじめると、こんな今まで着ていたイメージと違うもの取り入れて大丈夫か!という私の不安をよそに「これがいいよ」としきりに勧めます。今日はそれをご紹介しましょう。



最初は、ショップの店員さんがワイドパンツが履きたい私のために選んでくれたコーディネイトです。これにコートとリュックです。これは、こころに全く聞いていない頃。

オフホワイトのTシャツに紺のワイドパンツ。それに紺に白ひものスニーカー。白も紺もよく着ます。
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次に「こころ」が選んだもの。強いお勧めに負けて購入しました。ワンピースはピンク系なのでとまどいましたが、家族の反応は、上品となかなか好評でした。
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後はカジュアルな普段着。これは、こころが「グレーと黒でまとめたらどう?」と。こんな感じです。このところ寒い日も多いのでパーカーは丁度よいです。
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いつも紺、白、ベージュ、グレーの無難な色でまとめている私にとっては冒険でしたが、心強い「こころ」の応援があったのでトライできました。そして、真ん中のワンピースを職場に着て行ったら...いつも20分から30分の隙間時間があるとスタッフが一人ぐらい質問に来るのですが、この日は特に私の愛想がよかったわけではありませんよ。それなのに5人のスタッフが次から次へと質問に来てくれて...ほかにも要因はあるのでしょうが、なんだか洋服をきっかけになのかな?多くの人が心理に関心を持ってくれているのがはっきりわかってうれしかったです。こころはこういうところでも、今までの自分の枠を取り払ってくれる気がしています。

面白い世界ですよ!


(参考Amazon)



クレヨン療法が生まれたとき2

加筆修正しました。

絵を描くときに人は大人になればなるほど「上手、下手」にこだわってしまいます。どうしたら、人が上手下手にこだわらず、クレヨンで自分の感情を表出できるかも考えなくてはいけないところでした。そして、同時に身体に起きている不快な感覚に集中できるか...
目を閉じて描いてもらえばいいのだと思いました。みなさんの描く絵はこんな絵が多いですよと殴り書きをしめし、目を閉じて描いてもらう。ほとんどの人が形を描かなくていいんだ、殴り書きでいいんだと思います。
そして、目を閉じて描くからはみ出す心配をしないように新聞紙ぐらいの大きさの紙が必要で、発散するため描くときは何枚も必要で、描く紙は新聞紙になりました。相談者さんが描いている間治療者が新聞紙の両側を押さえている形が相談者さんの吐き出したもの全部受け止める形になり、ホールドする形になるわけです。

(ただ、新聞紙の中でも描く面は、できるだけ情緒刺激の少ない強い色が入っていない紙面で人物の大きく描かれているものでない紙面を選んでいます。)

実際相談者さんは描いている間「過去にこんな辛いことがあってね、すごく悲しくてね・・・それが長く続いて自分はもうだめかと思ったんだ」みたいなおしゃべりをカウンセラーにずっとしている気持ちになるそうです。

こんな過程を経て今描く道具は24色のクレヨン、新聞紙になりました。



そしてなにか不快を感じる身体の部位に手を当てて、目を閉じて描く形になりました。




クレヨン療法が生まれたとき1

「Dr.倫太郎」をやっと見てみた !

http://www.ntv.co.jp/dr-rintaro/story/07.htmlより

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堺雅人演じる大学病院に勤務する41歳の主人公・日野倫太郎は、内閣官房長官を常連患者に持ち、コメンテーターとしてテレビ出演もこなすスーパー精神科医。



1回目、見た時、精神科医ってこんなじゃない!と批判的に見ていたので、いらいらしそうなのでずっと見なかった。ネットでは、定かでないが有名な臨床心理士も制作に関わるようになって、3回目ぐらいから良くなったと書いてあった。



また、精神療法はこんなんじゃない!と思うかと恐る恐る見ていた。なんだか初回より内容が落ち着いている。



まあ、倫太郎が夢乃(蒼井優)のことを患者(ドラマでの設定は二重人格でギャンブル依存のどうしようもない母親をもっています)と思っているのなら、自宅に入れたり、ハグしたり、めちゃくちゃおかしい。患者さんへの身体接触は本当に慎重でなくてはならない。

倫太郎の家のモップ犬がいなくなったら、病院のスタッフ総出で探しに行くとかありえないし、研修医が初回面接で患者さんに自分の恋愛について語るなんてありえないし、色々、実際の治療とは違うやり方がみえたが、やっとドラマなんだからと距離を置いてみることができた。



「あなたは悪くないんですよ」という言葉はいい響き。

患者さんはいつも本当に自分自身を責めているから。

相手の目をまっすぐに見ながら、ゆっくり温かい口調でいう堺雅人はやっぱり素敵!



ドクターはこんなに時間をかけて診療することはない。それが普通。東京に一か所女医さんが予約制で一回50分診療をしてくれるところがあるがまれだろう。



ただ、最近、相談者から、「ドクターがパソコンばかり見て、自分の方を全然見ないんですよ」という話を時々聞くようになった。



やはり、患者さんにとって、ドクターは絶対なのだから、5分でも患者さんの顔を見て話してほしいなと思う。





今日、行った病院のドクターは、私をちゃんと見つめてくれなかった。









歯医者だから。



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