臨床心理士のうたたね日記

臨床心理士です。日々気ままに気がついたこと、関心のあることについて書いています。

キングコング:髑髏島の巨神 観たぞ

昨日公開になったので時間を何とかあけて観てきました。できるだけねたばれのないように書いていますがネタバレしているかな?

臨場感あふれる怪獣との闘い。こわいです。気持ち悪いです。音がすごいです。わーまたやられちゃったよとなります。逃げろ、逃げろとなります。それしか生き残る道はないんだ!ギャーッギャーキャーッです。ジェラシックパーク思い出しました。


今ひとつ文句を言えば、一部の人間がキングコングに憎しみを抱くに至った経過とか、ヒーローとヒロインの身体的距離が後半恋人的に近くなるんだけれどそこいいたるまでの心理的経過とかストーリーを飛ばしてる感が強かった。いい役者さんたち使っているのだからその辺丁寧に作ってほしかった。そこで物足りなかったですね。


この映画見て自分の面白いところに気がつきました。キングコングが私のひとつの男性の理想像だということがわかりました。ヒーロー役の主人公トム・ヒドルストン が演ずる元SAS(国陸軍特殊空挺部隊)隊員のキャプテン、ジェームズ・コンラッドは人間だし、イケメンだし、アクションもかなりうまく素敵ですけどね。
キングコングはもちろん人間の言葉話せませんから無口で、目と背中で語る。コングの瞳の奥を見つめると気持ちがわかる。コングの瞳一つが人間の顔以上の大きさあるから語るものは大きいかもしれない。笑 キュンとします。
キングコングとヒロインとの愛情の交流がたぶん過去の作品より濃くは描かれていないと思いますが、危機だと思うと目で追ってすごく気にして大きな掌で守る。優しい。そして本当に強い。そして島を守る大きな愛。
コングは基本表情あまりないですけど、そこはかとなく微妙な思いが感じられるんですね。そういうところキュンとします。特に私が顔がサル顔が好きというわけではないです。主人もコングに顔は似ていません。面白い発見でした。

ヒロインもコングを守るために強かった。そこもよかったな。そのあたりももっと描いてほしかった。

最後のエンドロール長くて長くて見るの大変でしたが、最後まで見たら新しいことがわかることは確かです。次回作も見るかな?

映画を見るにあたって一生懸命前もって調べた資料はこちらです。
キングコングについて調べてみた


今度は4月21日公開のエマワトソン主演の「美女と野獣」について調べます。た・の・し・み
(ごめんなさい!ポスターの写真もいけなかったんですね!)

カウンセリングルームはこんな工夫をしています

カウンセリングルームは2部屋あります。ひとつはほとんど使いませんが普通の落ち着いた感じの応接セットが置いてある家族面接用の部屋です。今日はいつも使うルームについてご紹介しましょう。

部屋の大きさは7畳。壁紙は布調の白です。普通の面接室に較べて絵を描いたりするのでこちらはカジュアル感が強いと思います。
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机は正方形のダイニングテーブルと椅子が二脚あったのでそれを利用しました。このテーブルのような生成の色にほかの本棚などの家具もそろえています。カーテンはレースは白。布はクリームイエローです。このテーブルを中心として全体にやわらかい刺激になるように統一しました。ここは、窓際で昼間だと光が入ってきて心地よいスペースです。先ほどの画像朝撮ったものですが肝心なものがうつっていませんでした。今撮り直したのに変えました。この緑のもの、何だと思います?ティシュケース入れなんです。これは、カウンセリングでは必須です。今は悲しい涙より花粉症のために。このデザインは良かったのかな?疑問です。

ほかの機関のカウンセリングルームも似たような色調のところもありますし、全部白で統一したところや、茶色のをメインにした落ち着いた感じにしているところもあります。自分の趣味がどうのというより、まず相談者さんがあくまで安心していられる視点に立って、安心できる居場所としてのカウンセリングルームを考えます。椅子の位置や座った時の相談者さんとの距離にも気を使います。遠すぎても話しづらいでしょうし、近すぎても緊張します。外勤では場所が狭いので相談者さんの左位置にカウンセラーの椅子を配置してもらっています。相談者さんの左位置も相談者さんが安心できる位置です。

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これは、インテリアとして購入したもの。壁一面に本棚があるのですが、全部本だと情報がわんさかという感じでうるさくなってしまうと思ったので、本はかなり少なくして(私が趣味に走ると絵本が多くなってきます)緑、淡い黄色、白い花やクッションなどを購入したり、自分で作ってみたりすることが多いです。緑は癒しの色とい一般に言われています。心療内科や無料相談機関の案内も緑が多いですね。それとは別に私の中では古典といもいえる分裂病の少女の手記の主人公ルネがセラピーのため、緑の部屋で癒されたというのが鮮烈な記憶で残っているために緑のものをついつい購入してしまうことが多いです。この2つは、後で紹介する時計とともにお気に入りです。

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面接の時間管理が私は下手なんです。ついつい話が盛り上がってというところがあって...次の相談者さんが来てしてまう。いろいろ考えてこの時計を相談者さんの左後ろぐらいに置くようにしました。その位置だと相談者さんに気づかれず、時計を見て時間配分ができるのです。
この部屋の雰囲気が遊戯療法の部屋のような雰囲気なのを頑張って治療枠を作ってくれる役割をしてくれています。頂き物です。

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これが机と反対の床でやる絵画療法のセットです。新聞紙とクレヨンと。描いた後切りたい人ははさみ。このスペースで話しながらストレッチをする人もいます。この新聞紙を挟んで両側に座ります。もうここでは正座をする人はいません。ときにあぐら。よしやるぞという感じです。治療的には遊びの要素が入ってきます。もちろん自分の問題を扱うので真剣です。自由に描き、思う存分に自己表現することで、心に溜まったわだかまりを吐き出してもらい、トラウマを癒していくのです。ここは、そのためのスペースです。


いろいろな治療的観点からカウンセリングルームという場所は考えていかなくてはなりません。床はクレヨンがつくことが多いので拭き掃除は欠かせません。今日はもう少し片づけて物を整理しましょう。

涙の形(トラウマ療法)

少しずつ自分の開発した治療を言葉にしてみようとメモです。

相談者さんに落書きしてもらいました。
[涙の形]という題で  (絵を回転しても元に戻ってしまうので絵は首を傾けて見てください。)

星だったら「こんなかなあ」
泣いてるけれどトンガっているところにエネルギーも感じる 泣くのも元気よく泣きそう、わんわん泣きそう
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雫だったら「こんなかなあ」
一滴このしずくの後に「こんなことがあってね~」とその人の物語が始まりそう
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ハートだったら「こんなかなあ」
うーん恋のせつない涙かな~やっぱりお話が始まりそう
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などと勝手に想像でお話してみました。


本当はね、私のトラウマケアで目を閉じて実際に描かれるのは下のような絵がほとんどです。
外から見たらただの殴り書きですね。
その中にその人の胸の痛みや、とめどめなく押し寄せてくる悲しみをこちらが直観で感じます。
書いている人から伝わってくる身体の痛み、もやもやを手掛かりにします。
そういうところはもしかしてFAP療法に似ているのかもしれません。

クレヨンの筆圧から、線の長さからその人のenergyが伝わってきます。
線の勢い、繰り返しの多さ、鋭角が多いかどうかも関わってきます。
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でも、トータルでは殴り書きを通して 時に言語を通して、おしゃべりしている相談者さんへどれだけ深いレベルで共感できるかということが相談者さんの悩んでいること、トラウマを解決することに結びついているのだろうと思います。ネット上では鈍い私も面接場面では直観力が勝負どころかもしれません。

癒された体験を思い出すことによってより癒される

癒された体験を思い出すと癒されるって当たり前のことですね

これがカウンセリングでは集中的に起こります

家族との言い争いでとても辛い思いになったとき

風邪で熱が出るなど具合が悪くなったとき

自動車の運転や人前ですごく緊張してしまうとき

不安や恐怖のさなかにいるとき

カウンセリング場面を思い出すと心が楽になる

カウンセラーの言ったことを思い出すと心が晴れる

カウンセリングでのワークを思い出すとつらいことを忘れる

それを意識してやると

思い出すと

心が楽になることが促進されます

回復するのに次のカウンセリングまで待つしかなかった

風邪をこじらせて回復するのに何か月もかかった

緊張してだめだった

そんな体験が

カウンセリングが進んでくると

カウンセリングを受けた体験を思い出すことで

より早く解決します

いやなトラウマ体験を思い出すと

眠れなかったり

変な汗かいたり

心がふさぐでしょう

不安や恐怖やあせりに押しつぶされそうになるでしょう

それと反対のことが起こるのです

当たり前のことですが

なかなか日常生活を送っている中では難しいことです

カウンセリングを受けていると

そういうことがたびたび起こるようになって不思議な気持ちを覚えるでしょう

それはカウンセリングの効果でもあるんです

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